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執筆者の写真Kaisei World

ホイアンの観光名所 修復姿に賛否

「2024年7月28日、ホイアン旧市街にある新しい姿に生まれ変わった来遠橋の前でポーズをする旅行者。(写真提供:ホイアン文化遺産保存センター)」の写真
2024年7月28日、ホイアン旧市街にある新しい姿に生まれ変わった来遠橋の前でポーズをする旅行者。(写真提供:ホイアン文化遺産保存センター)

古都ホイアンの中心街にある歴史的建造物、チュアカウ橋(別名=日本橋)が新しく修復され、その姿を見た人からはさまざまな反響があった。


ダナンから来ていたレー・フイ・トゥアン氏(45)は日曜日にホイアンを訪れ、400年前の橋の姿に改修された橋を見て失望を露わにした。また、改修後の橋の姿はこの旧市街には場違いだと感じたという。「もしこの街の遺跡がすべてあの橋のように修復されたら、もはやこの街は旧市街ではなくなるだろう」とトゥアン氏は述べた。


クイニョンから来た旅行者は「古い建物と新しい建物が重なり合っているが、古くも新しくもない」と述べた。ホイアンに在住のブイ・フォック・クアン氏(42)は1996年当時の修復と比べて「外観はあまりにも新しすぎる」と話す。


ホイアン在住外国人のFacebookグループでは、失望の声が相次ぎ、修復によりタイルや壁、その他の部分が新しくなりすぎて、昔ながらの魅力がなくなってしまったと指摘した。


2年間の修復を経て、チュアカウ橋は新しい塗装の色と塗り直された装飾模様や漢字が注目を浴びている。


遺跡の柱はほぼそのまま残されており、木の色に塗られている。内部では、損傷して腐った木枠の一部が取り替えられている。

ホイアン文化遺産保護センターのファム・フー・ゴック所長によると、修復では追加の塗装を施さずに元の色合いを保ったという。修復は以前の色と同じで、ホイアンにある同様の伝統的作品の調査結果などと組み合わせたと述べた。


「時間が経てば、チュアカウ橋は以前の修復時のような、昔ながらの落ち着いた姿に戻るだろう」とゴック氏は付け加えた。


しかし、多くの人が遺産の新しい姿を賞賛した。


ホイアン在住のグエン・ミン・ドゥックさん(34歳)は、修復プロジェクトには周辺の景観と馴染むには時間が必要であり、人々は何世紀にもわたって遺跡の古い外観に慣れてきたと述べた。


ツアーガイドのタン・ハイ氏(28歳)は、修復は必要だと語った。ハイ氏は、頻繁にツアー客をこの橋に案内しており「この橋を通るたびに、今にも崩れそうな気がしていた」と、橋の状態が悪化していることに気づいていたという。


「修復前のチュアカウ橋(写真:VnExpress/グェン・ドン)」の写真
修復前のチュアカウ橋(写真:VnExpress/グェン・ドン)

ホイアン観光のシンボルでもあるパゴダ橋は、深刻な劣化に見舞われ、崩落の危険にさらされていた。


ホイアン当局は2022年、崩落の危険を防ぐため200億ドン(約1億1.800万円)の改修計画を承認した。修復されたチュアカウ橋は8月3日に再開放する予定である。



【翻訳編集:Kaisei World】

原文:VnExpress/ Hoi An's Pagoda Bridge new look causes mixed reactions/ By Tuan Anh July 29, 2024 | 04:19 pm GMT+7

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