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執筆者の写真Kaisei World

【特集】テト旅行#1 寝台列車の旅

「ハノイ駅とラオカイ駅を結ぶ寝台列車(写真:Kaisei World)」の写真
ハノイ駅とラオカイ駅を結ぶ寝台列車(写真:Kaisei World)

Hello, world!

世界の皆さん、こんにちは。


旧暦の新年を迎えてから3週間が経ちましたが、地元のレストランや住宅ではテト(ベトナムの旧正月)用の提灯や干支の龍の飾り付けが未だに取り外されずに残っています。これはベトナム人の国民性なのか「CHÚC MỪNG NĂM MỚI 2024(謹賀新年)」の横断幕などが、次の新年を迎える直前まで取り外されずに1年間ずっと掲げられていることも珍しくないのです。


本日は、そんなテト期間中に、ハノイから寝台列車で北部サパに行った時のことをご紹介します。



南国のベトナムで雪が降る?

「2024年2月、ラオカイ省サパ地域の棚田風景(写真:Kaisei World)」の写真
2024年2月、ラオカイ省サパ地域の棚田風景(写真:Kaisei World)

ベトナム旅行を計画する時に旅行雑誌やインターネットなどで、山一面が階段状に形成された棚田の風景写真を見たことがある人もいるかもしれません。そんな幻想的な風景は、ベトナム西北部の山間部に位置するラオカイ省にあるサパで見ることができます。

中国の雲南省と国境を接するラオカイ省では、冬の季節には雪が降ることもあり、一年を通して常夏のイメージがあるベトナムでは想像ができない、まさに秘境の地なのです。


また、この地域には25の少数民族が暮らしていて、彼らの村を訪れて文化体験やホームステイなどをするトレッキングツアーがあり外国人旅行客からも人気の観光スポットです。


ハノイから北におよそ300キロ離れたサパまでの移動手段は、バスと列車の大きく分けて2つの方法がありますが、海外での旅気分を存分に味わいたかった私は今回列車で行く方法を選びました。

バスと列車の料金比較やチケットの購入方法の詳細等については、また別の記事でご紹介したいと思います。


清潔で快適な寝台列車の旅

「寝台列車の4ベッドルームの車内(写真:Kaisei World)」の写真
寝台列車の4ベッドルームの車内(写真:Kaisei World)

私がハノイ駅に着いたのは、出発時間の1分前でした。(ハノイ在住の知り合いとギリギリまでお酒を飲み、テト期間ということもありなかなかGrobタクシーを予約できなかった。。)

急いでチケットに書かれたターミナルに行き、発車する前の列車が見えた瞬間安心してゆっくり歩いて行って駅員にチケットを見せると、自分の車両が列車の一番前ということがわかり、新幹線並みに長い列車の横をまた爆走してギリギリ乗り込むことができた。


車両の中はいくつかの部屋に分かれていて、自分の部屋にはすでに子連れのベトナム人家族がベッドに座り出発を待っていた。私はベトナム語と英語で簡単な挨拶をし、二段ベッドの上に上がると列車はすぐに出発した。

5分ほど彼らの子どもと一緒に窓の外の風景を見た後、私たちは部屋の電気を各ベッドにあるサイドランプだけにして寝る準備をした。


ベッドは身長170センチの私が十分に足を伸ばせるサイズで、ベッドカバーや布団も綺麗に洗濯したものに取り替えられており、若干潔癖症な私でも気にすることなく快適に過ごすことができました。

また、枕元にはコンセントがあり、スマホの充電ができるのも有難い。


前日は一睡もできず早朝にハノイに到着し、日中はハノイを観光して疲れていたこともあり、サパがある終点のラオカイ駅までの途中に目が覚めることはありませんでした。

出発から8時間後、各部屋を回って到着の10分前を知らせる車掌の声で目を覚ましました。


急いで身支度をして列車から降りると辺りはまだ真っ暗で、出発時は私がほぼ最後に乗ったので見ることはなかったですが、各車両からは欧米人や中国人も多く降りてきた。


次回記事・・・「旅にトラブルは付きもの」




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