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執筆者の写真Kaisei World

配車ドライバーの労働環境

ホーチミン市内の路上で待機する配車と配達のドライバー(写真:VnExpress/タイン・トゥン)

業界に詳しい専門家によると、ホーチミン市内の配車サービスの労働市場は、解雇された多くの工場労働者たちがその仕事に就くことで、ただでさえ厳しい状況の中で競争が激化しているという。


Grabドライバーであり、ビンタン地区のバイクタクシー配車アプリ運転手組合の副会長であるファム・ミー・セン氏は、工場での仕事を失った多くの人がドライバーとして労働力に加わり、登録申請者はあまりにも多くなったため、配車サービスを提供する会社は新規登録者の採用を遅らせなければならなかった。


フェアワーク・ベトナムが主催の、木曜日に開催されたデジタル・ワーク・プラットフォームに関するイベントで、セン氏は、多くの人が2か月前に雇用されたが、配車予約を受ける専用のアカウントがまだ有効化されていないと語った。


「新規ドライバーの増加は、我々の顧客の一部を失うことを意味し、より厳しい競争を強いられる。」


セン氏は、ドライバーが収入をわずか8%上げるためには、さらに50%多く働く必要がある計算した。多くのドライバーが、十分な生活費を稼ぐために昼も夜も運転し、バイクの上で簡単な食事をとる。


セン氏によると、企業は人手余剰の最中、ドライバーのアカウント停止に関する規制を強化している一方で、この仕事はさらに困難を極めているという。


さらに「アプリ上で利用者からのクレームを2回受けたドライバーは、アカウントが一時停止される。3回受けた場合は、永久停止となる」と語った。


調査対象のドライバーのおよそ3分の2が既婚者で、そのうち60%の人が少なくとも2人を養っている。


この調査により、95%のドライバーが、時間通りに移動しないといけないというプレッシャーのもと、休みはなく、1日あたり6時間から12時間働かなければならない、ストレスな労働環境であることが明らかになった。


彼らのほとんどが、悪天候や交通渋滞などの困難な状況下で仕事をする必要がある。調査によると、配達物の紛失や損害、顧客からの難しい要求、さらにはセクハラにも対処しなければならないという。


セン氏は、配車サービス会社との契約ではパートナーとして扱われるが、「すべての損失を負っている」と語った。


ビジネスパートナーとして、ドライバーは法人税の対象となり、それ以外にも運賃の20%を会社に収める必要がある。


しかし、パートナー契約の条件設定に関しては、会社がすべての権限を握っている。契約では、会社はドライバーをいつでも一時停止、または契約の終了をすることを認めている。


セン氏は、配車アプリのドライバーはフレキシブルな労働時間で、仕事をやりたくない時はアプリをオフにすることができると理論的に語った。


「乗車予約の制限は、私たちに休みなく働かせる会社のやり方だ。」


フェアワーク・ベトナムのドー・ハイ・ハー氏によると、2014年から2019年の間で、およそ60万ドライバーが配車アプリに登録したという。


ハイ氏は、ドライバーと会社の関係は明確に定義されておらず、ドライバーは適切な権利を受けることができないと語った。


ネット調査により、ドライバーが最低賃金を超える収入を得ているという確固たる証拠を示すことができる配車プラットフォームが、ベトナムにはないことがわかった。


ドライバーは、バイクや電話、健康保険を自分で払う必要がある。会社は損害保険さえほとんどカバーしていない。



【翻訳編集:Kaisei】 VnExpress/ October 28, 2023/ Increased workforce makes job even harder for moto-taxi drivers

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